職場レンアイ 9




ゲイであることを隠している以上、
合コンは初めてじゃない。

特に大学入学直後や入社当初は
先輩に誘われたら断れるはずもなく。

でも酒もそんなに好きじゃないし、
毎回質問攻めに合うのも苦手。

年齢が上がり断っても許されるように
なってからは全く行かなくなった。



YH「久しぶりだな…」


俺だけ少し遅れてしまい、
指定された洒落たダイニングバーまでの
道を急ぐ。




シムのことを知れるチャンスだと
思えばいいか。
でも…なんでシムは合コンなんか
参加するんだ?

しかもちょっと投げやりな感じで
参加致しますって…
スビンからの誘いを断り切れなかったのか。
あーでもあいつそーゆーの、
はっきり行きませんって言いそうだし。

おっ、なんか今の発言、
シムのことわかってる感じがする!

少しずつ進展している気がして
意気揚々と入口の前まできたところで
ふと、思った。

ん、ちょっと待て…
バイセクシャル?シム、バイなのか?




ほんと、いろんな奴がいるんだ。

オトコには抱かれたいのに
オンナの子は抱きたい奴だって知ってる。

あいつ可愛いけど背も高くてカッコいいし…
その可能性もあるなぁ。
てことは、
ライバルはオトコだけじゃないって事か。

オンナの子と連絡先交換するシムとか
見たくない…


YH「うわっ!」

思いの外、長い時間
店の前に佇んでいたせいで、
急にドアが開いてビクッとした。


CM「あ…ユンホさん…
すいません!驚かせてしまって。

スビンさんに遅いから見て来いと
言われまして。」


YH「あ、あぁ、ごめんごめん、
スビンに今から行くって連絡してから
課長にちょっとつかまっちゃって。」


店の前でシムの性的嗜好について
考察してて遅くなったなんて言えるか。


CM「そうでしたか、
それはお疲れ様でした。

こちらです、どうぞ。」

相変わらずちょっと堅い、
他の後輩には結構懐かれてるのになぁ。

ったく、お前の合コン参加発言のせいで
俺は頭ん中グチャグチャなのに
涼しい顔しやがって。

悔しいからシムに案内されて
個室まで行く間、
じっとりと背中を視姦してやる。

背後から抱きしめて耳たぶを噛み、
前に手を回してワイシャツのボタンを
全部外したところで、
残念ながら個室に到着した。

妄想だけど。







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