PATRON 20



「あ…ごめんなさい…

俺、うるさかったですか?」



え、そんなに声大きかった?

どうしよう、
ユノさんのこと起こしちゃったんだ。



「いや、まだ起きてたんだ。
ほら、今日紹介したヨンアヌナと電話しててさ。

そんなことより、大丈夫か?」



電話…邪魔しちゃったんだ…


「はい、全然大丈夫です。

ほんと、ごめんなさい。」


部屋に入ってきたユノさんがベッドに座った。



「よく、あるのか?」




「いえ、全然。

あ、いや、えっと…」





ユノさんに、嘘はつけない。





「ここでお世話になる前っていうか
前の家で最初の半年くらい…

たまに夜中に目が覚めたりした時期が
あったんですけど、
もう2年以上前のことだし。

最近は全然。

なんか、
悪い夢でも見たのかもしれないですね。」


「……うん、そっか。」



「俺、汗かいたし着替えてから寝ます。

ほんと夜中にお騒がせしました。」




「ホントにそんなこと気にしなくていいよ。

俺、水取ってくるから着替えてて。」



「え、そんなの俺が自分でっ」



「いいから、着替えてて?」










「はい、飲んで。」

「ありがとうございます。」


水を飲み干し、はぁっと息を吐く。

「グラス貸して」

「あ、はい。」


ユノさんは空になったグラスをデスクに置くと、
ベッドに座ったままの俺を寝かせて、
なぜか自分もベッドに入ってきた。




「は?え?!
あの、ユノさん?!」


「俺がいるから、大丈夫。」


「こ、ここで寝るんですか?」



「ダブルにしといて良かっただろ?
おやすみ。」


そう言うと、ユノさんはその綺麗な瞳を閉じた。






「…おやすみなさい?」





っていやいやいや、眠れるか。



ああぁ…だから俺、ゲイなんですってば!
しかもユノさんのこと好きなんですって!!

って盛大に心の中で突っ込む。

ユノさんってほんと俺のこと子供扱いしてっっ
襲ってやろうかな。

いや無理だ、筋肉のつき方が違う、
返り討ちに遭う。

返り討ちか…あってみたい気もするけど。

ほんとに俺、大丈夫なのに………



悪態をつきながらも
隣に寝転がったあたりから記憶がない。




気がついたら朝で、
朝早くに出ると言っていたユノさんは
もういなくて、
俺はぐっすりがっつり眠っていたらしい。















翌日の夕方。

アルバイトが休みの日なので
大学から帰宅して夕飯の準備をしていた時、
シンさんから連絡が来た。


「え、そこに行けばいいんですか?」


「はい、急にすいません。

空きが出たと連絡が入ったので、
検診だと思って行ってきてください。」




「検診?健康診断ですか?

すいません、
そんなことまで手配してくださって。」


「いえ、よろしくお願いします。」










指定された場所は綺麗なクリニックで
出迎えてくれたのは、ヨンアさんだった。


「少しだけ話して帰らない?」



渡されたヨンアさんの名刺には
心療内科医と書かれていた。














本日曇天なり、
文字にする作業が進みます。←変わらず暇。

大まかな筋しか妄想していないので
私の推しのシンの出番を増やしたいです。




よろしくお願いします。
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