職場レンアイ 10




SB 「おっ、来たな。」

男性陣はみんな見たことがあった。

オンナの子のことは詳しく聞いてないけど、
取引先の子、らしい。

空いていた一番端の席に座る。
目の前はオンナの子だけど、
その隣がシムで少し気持ちも浮上した。

飲み物を頼んで一息つくと、
目の前の子が話しかけてきた。

「あの、チョンさん。」

ん?
なんだか聞いたことある声だった。
やべ、会ったことある子かも…
顔に全く見覚えがなくて、焦る。

YH「あ、えっと…ごめん。
何処かで…」

失礼すぎるけどこーゆー時は
素直に言うしかない。


「ふふ、大丈夫ですよ、
お逢いしたことないですから。
私、KIM製薬のキム・ユンなんです。」



YH「キム・ユンさん?!
どうりで聞いたことある声だ!
うわーお逢いするのは初めてですね、
なんか変な感じだなぁ笑

いつもお世話になっております。」


目の前のオンナの子は、
仕事で毎日のように電話で話す、
得意先の子だった。
訪問した時はキムさんの上司と約束してるから
キムさんとはお逢いしたことがなかった。

「こちらこそ、
いつもお電話だけで失礼しています。」

なんだか、不思議な感覚で
仕事な話で盛り上がる。

気がついたら端の席だったこともあり、
俺とキムさんだけで話していた。

YH「あ…」

「どうされましたか?」

合コンに参加してるくらいだから
出逢いを求めているんだろう。
今日の男性陣は良いやつが多いし、
俺なんかと話すより他の奴と話したほうがいい。
悪いけど俺は、興味がない。

しかもいつの間にかシムがいない。
斜め前の席にいないどころか、
部屋にいない。

何やってんだ、俺。


YH「あ、いや、ちょっとトイレに笑
キムさん、みんな良い奴なんで
よろしくお願いします。」

口早にそう言うと、
とりあえずシムを探しに
部屋を出た。


とはいえ、トイレ以外に行くとこなんかない。
案の定男子トイレ前でばったりシムと
出くわした。

YH「いたいた!
シム、どうだ。」

酔ってはいないはずなんだけど
俺、何言ってんだ、何がどうなんだ。

CM「どうって言われましても…。
ユンホさんはもう少し周囲の状況を
把握されたほうが良いのでは?
他の女性の方がキム・ユンさんを見る目が
怖くなってきたので
そろそろお二人で話されるのは
やめておいた方がいいかと。

そして大変申し訳ないんですが、
俺、もう失礼します。」

YH「えっ、帰るのか?!」

早口すぎてよく聞き取れなかったけど
帰るってことだけは理解できた。

CM「合コンを途中で抜けるなど
失礼だとは重々承知ですが、すいません。」

YH「いや、俺はいいんだけど…
スビンには言ったのか?」

CM「はい、先ほど。」

YH「わかった。店の前で待ってろ。」

急いで個室に戻り、
鞄を持つとスビンに声をかけて
金だけ渡して急いで店を出た。
スビンが何か言ってたけど…すまん、許せ。

オトコがオトコと職場レンアイするのは
思ってたより大変なんだ。



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