PATRON 27

Y side

「もともとこーゆー顔ですよ。」



この人の、
一瞬で何もかも見透かしてる感じ。
いつまで経っても慣れない。




「いつもはもっと男前だよ?」


「そんなことありません。
院長、
ご無沙汰してしまってすいません。」


「俺とご無沙汰なのは元気な証拠
って言ってあげたいけど、なんかあった?

あったよね?ね?

ユノヤってさーいつも仕事が忙しい以外の
悩みがなくてつまんなかったんだよね!

なになに、なんでも話して!」


…俺も、わざとすっとぼけることあるんだけど、
この人はいつもこんな感じ。




患者の前での作った姿なのか
本来の姿なのか。








後者だろうな。








とは言うものの、いつもなんとなく
スッキリして帰れるから
ゆったりした椅子に深くもたれて
まとまりなく、最近の出来事を話しはじめた。






















「ふーん。



ユノって意外と常識とか
先入観に囚われるタイプだったんだね。


つまんない。」



「なっ…」




「最近、あそこ行ってる?」



相変わらず唐突によくわかんないことを…



「どこですか?」


「女の子と遊ぶトコロ。」



あぁ、あの店。



「いえ、全く。」




「はい、決定。」








「……話が見えません、説明を。」






「うーん……ま、トリガーにはなるかな?


えっと同居人の同級生だっけ?

そいつに遭遇した後でモヤモヤしてたのって
誰かに似てるのにずっと思い出せなかったって
だけかなぁ?



嫉妬だったりして。

嫉妬、やきもち、ジェラシー。

知ってる?嫉妬。







…なんで俺が嫉妬?って顔してんね。

ユノヤ、もっと柔軟にね。

経営者としては柔軟なんだけどなぁ。」





ふぅっとワザとらしく溜息までつかれたけど
もう、何も言わなかった。








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