PATRON 33


Y side




「ふーん、すっとぼけてたんだ。
自覚してたんだ。

へぇ…






ケンカ売ってんの?」




「ヌナにケンカ売るほど
怖いもの知らずじゃないよ。」




「でも、チャンミンくんの気持ちには
気付いてなかったって?」



「感謝されてるとは思ってたけど…
だってそんな素振りなかっただろ?」




「あったわ。
好き好きオーラ出てたわ。

あれ気づかないとか…
まぁいいわ。

てゆうか、もうどうでもいいわ。」



「ごめんって。」


 
「どーせ、援助してる自分が
性的な目で見てるなんて知れたら
チャンミンくんが苦しむとか
思ってたんでしょ。」


「…実際、金で縛りつけてるだろ。」


「そうねー。

でも、縛り付けてるはずのチャンミンくんが
それでもユノヤが好きだって言ってるのよ。


もうそこんとこは悩まなくていいんじゃない?」





「ヨンアヌナ…」







「で、どう?

うなされる回数減ったんじゃない?


過去の記憶がなくなることは難しいけど
心もカラダも好きな人で満たされたら
絶対にマシにはなるはずだけど。」



「……カラダの方はまだだよ。」



「はっ?」



「なんだよ!
だってチャンミン、
卒業式で総代として答辞読んだんだぞ?!

調べたらカラダの負担大きいらしいし
そんなこと卒業式前にできないだろ!」


「卒業式半月前よね?

今、チャンミン くん春休みでしょうが!」



「っ…なんでヨンアヌナに
そんなことまで報告しなきゃいけないんだよ!」



「医者の立場で聞いてるんだしっ!

まさか…初恋?初恋なの?

大切すぎて手を出せないの?」



「あぁ?!

…いや、確かにこんなに好きなのは
記憶にないな…」



「そんな薄ら寒いこと言ってないで
早く抱きしめてあげて!!」





「お二人とも、
社長室は防音ですが、
一応ここはオフィスですので。」



シンに言われてようやくヨンアヌナは
帰って行った。



あぁ…院長にも連絡しないと。

また同じようなこと言われそう、
あの兄弟似てるんだよ。






「…ちょう、社長?」


「あーごめん、何?」


「チャンミンさん、
明後日から2日間は入社式前なので
バイトはお休みされるそうです。

ですから明日が最後のバイトの日で、
オーナー夫婦への御礼の品も
もう購入されていましたよ。」




「だからーなんでシンの方が
チャンミンの予定に詳しいんだよ!」



またその話ですか…って呆れた顔をしたあと
うちの優秀な秘書は

「身体の負担は1日もあれば回復しますよ。」

と、しれっと言いやがった。





俺が自分の気持ちにすっとぼけてたことを
1番怒ってるのはシンかもしれない。




















院長センセはヨンアヌナのオッパでした。
夫婦でクリニックを…って妄想してたのですが
シン推しのため、シンのことを考えた結果
オッパとなりました。
THE蛇足。


よろしくお願いします。
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