職場レンアイ 11




待っててくれよと祈りながら
急いで店の外に出たのに
シムの姿はなく。


YH「あーーーーったく。
待ってろって言ったのに。」

思わず空を仰いだ。

先に帰るってことは
やっぱりオンナの子に興味ないのかな。

こんな時間から
別の予定があるとは思えないし
先に帰る理由がわからない。



CM「待ってましたよ。」

YH「わっ!」

CM「ユンホさん、顔が赤かったので
そこの自動販売機でお水買ってました。
…すいません、店の前にいなくて。」

素っ気なく下向き気味で
どうぞ、とペットボトルを差し出されたけど
伏し目がちの顔が少し赤い気がする。


だからさ、そーゆー仕草、
俺どストライクなんだよ。

そのまま手首掴んで引き寄せて
抱きしめそうになった。

あぶないあぶない、まだ早い。


YH「ありがとう、
俺、酒弱いんだよね。
遠慮なく。」

水を半分ほど飲み干して、
あぁ確かにちょっと酔ってるな、と
自覚した。


CM「ユンホさんも、帰るんですか?」

YH「合コンは意味がなくてさ。」

CM「はい?」

YH「いや、なんでもない。
シムはなんで帰るの?
こんな時間から他の予定なんかないだろ?」

CM「えっと俺は…
俺は、ちょっと疲れてしまって。
すいません。」

YH「そっか…大丈夫か?
シム、酒は強いって聞いたけど。」

CM「えぇ、酒は好きなんですが。
心労の方が。」

心労?
仕事、しんどいのか?
聞いてやりたいけど、他部署の俺が
口出しするべきじゃない事もあるしな。

YH「まぁ、今日はもう帰ろう。
同じ電車だよな?」

CM「はい。」



シムと並んで駅に向かう。


狙ってたわけじゃないけど、
ふと気付いた。

触れるか触れないかの微妙な距離で
並んで歩く。
これだよ、これ。
あぁ。
俺の青春が遅れて今やってきてる。



シアワセを噛み締めながら
歩いていた俺に、
さらなるシアワセが降り注ぐ。


CM「ユンホさん。
不躾なお願いなんですがっ!」

急に立ち止まったシムの声に
数歩先まで歩いてしまっていた俺は、
びっくりして振り向いた。


CM「ゆ、」

YH「え、ゆ…?」

CM「ユノさんってお呼びしても
良いでしょうかっ!」


YH「……………。」


CM「あ、えっと…」





YH「もちろん。

嬉しいよ。」


我ながら
すっげぇカッコつけて微笑んだと思う。









コメ返出来ました←多分。
本当にありがとうございました!

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