職場レンアイ 13



翌日の夕方、
ようやく我に返った俺は、
チャンミンが合コンに
参加した理由にたどり着いた。

チャンミンは別れたばっかりだったこと
思い出したんだ。

きっとフラれて
投げやりな気持ちになって
でも結局オンナの子じゃダメだって
気づいて心労がってことだろ。


俺が癒してやるのに。





でも現実はそんなに甘くなく、
チャンミン 、ユノさんって呼びあったのは
ほんの数回。
一緒にメシに行く時間が作れないほど
また仕事が忙しくなってきた。






最近、早く帰れって
総務も目を光らせているせいか、
その日も気がつけば
部署にいるのは俺と直属の課長と
もう1人の先輩だけだった。

「おいもう帰るぞ、
俺の決裁必要なもんあったらとばしといて。
明日確認するから。急ぎはないなー?」

課長の声かけで、先輩もキリがないって
片付け始め、2人とも帰っていった。

急にシンとしたフロア。

YH「…俺も帰ろ。」

パソコンの電源も落として
留守番電話に切り替え、諸々の施錠もした。

エレベーターホールに向かうために
廊下に出たところでユラっと人影が見えた。

「ユノさん!」

YH「うっわっ!!!」

「あ、ごめんなさい、私…
ビックリさせちゃいました?」

この子、確か総務の…?
ほっっとにビックリした…

YH「いや…うん、まぁ、びっくりした。」

マジでやめてほしいんだけど、
悪気はないみたいだし、もういいや。
早く帰ろ…

しっかしこんなとこに何の用だ?
総務だし、みんな帰ったかのチェック?
それ怖いなー気をつけないと。

「私も今日残業だったんですけど
ユノさんが残ってらっしゃるのが見えて…
同じ沿線なんです、一緒に帰りましょう?」


YH「…え、あぁ、ん?何で知ってるの?」

「ユノさんのアシスタントの子ですよ。
あの子、ユノさんのこと何でもペラペラ
話しちゃうから。」



…嘘だな、と思った。

俺のアシスタントの子は
元気すぎて空回りすることはあるけど
そんな子じゃない。

今はチャンミンと昼メシに行くのを
楽しみにしてるからちゃんと食べるけど、
それ以前のほっといたら昼メシを抜きがちな
俺のことを純粋に心配して
昼に誘ってくれるような良い子だ。

ただ、ここであの子を庇ったりしたら
ダメなんだよなぁ。
いつもならこーゆーオンナの子のお誘いは
適当にやり過ごすんだけど
忙しかったことや、
身近な人間を貶められたことで
イラッとしてしまった。

YH「そう?でもごめん。
俺、今から彼氏と逢うんだよね。」

「へっ?」

YH「彼氏、彼女じゃないよ?
じゃーお疲れさん、気をつけて帰って。」




固まってる子の横を通り抜ける。
この子、プライド高そうだしまた色々
言いふらされるかもなぁ。

チョン・ユンホが距離を詰めたい相手は
男だったとか?
間違ってないし、もういいや。


そんなふうにやさぐれてたら、
気づくのが遅れた。

廊下を左に曲がってすぐのエレベーターホール、
そこにチャンミンがいた。


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