最後に笑うのは 23




「チャンミン、
なんか今日ボケッとしてるな。」


「えっ、そ、そうかな…」


「週末体調悪かったのか?」


「ううん、そんなことないよ。
ありがとう。」


混雑した車内、
ドアにもたれて向かい合って話していたけど
次の駅でこっち側のドアが開くことを思い出して
ドアから少し距離を取った。

 



「あ、ソンジェじゃん。」



ドアが開くと同時に
ソンジェヒョンに声をかけてきたのは
男2人組。



「あぁ、はよ。

こんな朝早くにお前らと会うとは…
さすがテスト期間。」




…え?ソンジェヒョンテスト期間だったの?


普通にバイトもしてたし
言ってくれないから全然知らなかった。
週末、邪魔しなくてよかった…




「あれ、弟、くん?」



ソンジェヒョンのテスト期間を
把握できていなかったことに
軽くへこんでいるときに
更にカウンターパンチを喰らった。



お、弟?!
朝から弟と一緒に電車乗るやついるかよ!



「あ、いえ、違います…」



「あ、うちの付属校生か。

ってことは、高校の後輩?」




コートの襟元から見えるネクタイで
俺が制服を着ていることに気づいたらしい。






「いや、中学からの後輩。

朝この時間だとよく会うんだ。」




「そーなんだ。

つうかお前、最後の悪あがきもせず
後輩と喋ってるなんて余裕だな!」







ニカっと笑ってどーも、って
俺にも挨拶をしてくれた2人は良い人そう。


でも、これ以上話に加わる気にはなれない。

話題がテストのことに移ったことにホッとして
不自然にならないように気をつけて、
少しだけ距離を取った。















ソンジェヒョンは悪くない。

同じ高校や大学に通う人ばっかりの
こんな車内で俺のこと恋人だなんて…
言えるはずない。

俺だってそんなの望んでない。


望んでないんだけどたまたま昨日、
目を逸らしていたことに
少し向き合っていたから……キツい。




俯いて唇を噛み締めた。


俺はゲイなんだから、
こーゆーのに慣れないといけない。


スニーカーの先をじっと見つめながら
ゲイの心得でも検索しようかと考え…

ふとユノのことを思い出した。



ユノはオトコの子と付き合ってた時、
どうだったのかな?





俺がオトコを好きだと気づいていたのに
変わらず接してくれていたユノ。


なんとなくだけど、
ユノなら隠さずに飄々(ひょうひょう)
としてたのかもな。


だって友達がいるのに
ヤッちゃうような奴なんだから笑


フフッて自然と笑みがこぼれた。



大丈夫。




「テスト頑張ってね。
テスト期間終わったら…遊んでくれる?」



別れ際にソンジェヒョンに
ちゃんと笑顔を見せることができたのは、
ユノのおかげだ。
















大学のテスト期間少し遅めですが…
妄想です、ご容赦ください。

よろしくお願いします。
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

コメント

非公開コメント