最後に笑うのは 27




いいよ。

って返信はすぐ来たのに、
どーぞって言われて入ったユノの部屋は
寒かった。



エアコンがついてるのに寒いってことは
まだエアコンをつけたばっかりってことで、

こんな真冬に自宅にいてエアコンを
つけないワケないから…


もしかしたらメールをした時は
まだ家にいなかったのかもしれない。

俺が行ってもいい?なんて言ったから…




「ユノっ…もしかして
まだクラスの奴と遊んでた?

ごめん、俺が行くなんて言うから…」



慌ててキッチンらしき場所にいるユノに
リビングから声をかける。



「遊んでる最中にメールしないって。

帰り道でメールしたんだ。

ごめんな、まだ部屋ん中あったまってなくて。」



確かに。

遊んでる時に
わざわざ俺にメールなんかしないか。



「そ、う?
うん、でもごめんね、急に…」



「全然。

なんかあった?

その花、学校では持ってなかっただろ、
あの人から?」





そう言われて初めて、
ソンジェヒョンからもらったミニブーケを
ギュッと握っていることに気付いた。


あぁ、部屋から飛び出した時に
こっちのミニブーケは
リュックと一緒にガバッと掴んだんだ…
もうぐちゃぐちゃだ。



「あーうん、そう…なんだけど
ぐちゃぐちゃになっちゃった。」




「そっか。

あ、そーいや生徒会の奴らにもらったのは、
ドライフラワーって言うんだって?

そーゆーの詳しくなくて、
元気のない花だな、って言っちゃってさ。

イリに怒られた。」



元気のない花?



「ふふっ…ふふふ…
ドライフラワーのこと元気ないって…
なにそれ、はははっ」



「高校生の男が
花なんか詳しいワケないだろ、な?」


「それは偏見だよ笑
でも確かに俺もあんま知らないけど。」


「だろ?」








そう言いながらリビングに戻ってきた
ユノはビニール袋を持っていて、

「それもういらない、だろ?」

と、ミニブーケを指さした。



あ、これは…

ソンジェヒョンにもらったものなんだ、けど…



でも。





もう花もポキって折れてるし
ミニブーケというより
ミニブーケだった、って表現が正しい。


綺麗だったのに、ごめんって呟いてから
差し出されたビニール袋にそっと入れた。




ユノは何も言わずに
袋の口をギュッと結んで、
え、それゴミ箱だったの?ってくらい
お洒落なボックスに捨ててくれた。










「ねぇ、ユノ。」



なんとなく話を聞いてもらいたくなった。


他人に話すようなことじゃないのに。



「何?」






「抱くのに抵抗があるのに…
なんで俺と付き合ったんだろうね。



それにさ、け…ケツ使うの?とか、
そんな言い方、ある?


勝手に盛り上がって
ローションなんか用意したりして、
俺すごい恥ずかしい、もう消えたい…」





「…………まだ、キスくらいだと思ってた。

もしかしてお互い捌きあったりしてたの?」





「うん…それは何度も…
って、もう!!


何聞くんだよ!





でも…そこから先は無理だったみたい。


ユノには相談乗ってもらったりしたのに
ダメになっちゃった、あのミニブーケと同じ。」




へへって笑ったのに
ユノは全く笑ってくれなかった。





「へぇ。


あーゆーの、
ミニブーケっていうんだ。」




「ふふ、そうだよ。
ミニブーケも知らなかったの?」



笑ってはくれなかったけど….
見当違いな返答に少し気が抜けた。





「そう、そっか…それは計算外だったな。

あの人、自分と同じもんついてるってとこは
抵抗なかったんだ。」


 

気が抜けて
ふぅってため息をついてる間に
ユノがなんかボソボソっと…





「ユノ?今、何て?」




「いや、なんでもない。
ちょっと、ムカついたけど。」



「え、ごめ…なにが?」






「あの人は完全にノーマルだよ、
チャンミンがそこら辺の女より
めちゃくちゃ可愛いから落とせただけだ。



オトコとのアレコレなんかあの人には
出来ないって高括ってたのに、
なーんか挿れてないだけで
結構色々やってたみたいだな…



それにムカついてる、かなり。」






へ…?



なんかちょっと…
ユノの様子も言ってることもおかしい。






「え…あ、そ、そーなの?





うわっ、えっと….ユノ近いっ、

ってか!

なんでユノがムカつくの?」





俺の頭にハテナマークが浮かんでる間に
ソファに座る俺の前に影ができ、
次の瞬間には覆い被さるように
ユノの顔が目の前にあった。




最近、ユノの声でヌいてたから
近くで話されると反応しそうっ…

慌てて身を捩る。










「チャンミンのこと好きだからに
決まってんじゃん。



ずっとチャンミンだけが好きだ。」









身を捩ったはずが
軽くソファの背もたれに押し付けられる。





「んうっっ……」






突然のユノからのキスは、
何の抵抗もなく受け入れられた。



それどころか、
そのスキルの高さについていくために、
必死になって舌を絡ませた。
















次は20時くらいに…
よろしくお願いします。
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コメント

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茶○○○○○○○○さま

Miiiii
仰るとおりですね、
ユノチャンミンの可愛さをみくびっていたのでは?!

読んでくださってありがとうございます!
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