職場レンアイ 15




CM「ゆ、ユノさんっ、
待って…」

突然抱きしめたことで腕の中で一瞬固まって…
その後バタバタと長い手を動かして
離れようとするチャンミンを、
一度強くギュッて抱きしめてから離してやる。


YH「なに?」


CM「なにって!!!
こ、こんなところでいきなりっ…
あぁ!誰かに目撃されたら
どうするんですかっ!」


顔の表情筋を目一杯動かして話すチャンミンは、たまらなく可愛い。

ふーん、
ここじゃなきゃいいのか?
なんて言ったら、怒るよなぁ。


YH「だよな。
嫌だよな、悪かったよ。
ごめん、忘れて。」


CM「はっ?忘れ…
え、いや、嫌じゃないですよ?
嫌じゃないんですけど、ここは会社で…」


YH「嫌じゃなかったんだ?
ホント?」

少し離れた距離をまた一歩詰めた。


CM「嫌じゃないですよ!もちろん!
あれ、俺何言って…
こんなはずじゃ、え?」

こんなはずじゃ?
なんだそれ。

更に一歩。
耳元で囁いてやる。

YH「距離を詰めたい相手、分かってくれた?」

CM「…っはい。」



YH「よかった。
ん、じゃあ帰るか。」


足元に落ちてた鞄を拾ってチャンミンに
渡してから、エレベーターのボタンを押した。

今日はここまで。


CM「はい…」



予定外に俺の恋愛対象がオトコだってことが
バレてしまったけど、
抱きしめても嫌じゃないなんて嬉しーこと
言ってくれちゃって。


チャンミンがゲイだからって
オトコなら誰でも良いわけじゃない。
好みがあって当たり前。
チャンミンが俺に嫌悪感を抱かなかったのは
すげぇ進歩じゃない?

まぁ、バイかもしんないけど。
それはたいした問題じゃない、
オトコでもオンナの子でも負けねぇ。



見習わないといけないくらい真面目で、
ちょっと堅くて、理屈っぽいのに
笑ったら可愛くて、個人主義なのかと思いきや
よく見てると、周囲の人間を大切にしている。
…ごめん、笑ってなくても可愛くて仕方ない。

俺の中でチャンミンはすでに
一生一緒に生きていきたい存在になっている。


もっと意識してもらいたい。
早く俺のこと、好きになって。





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