最後に笑うのは ハジメテ




ソンジェヒョンは、ずっと謝ってた。


好きだと思ったのも
キスしたいと思ったのも嘘じゃないし、
チャンミンがイク時の声や表情をネタに
ぬ……ヌいたこともあるって。



平日午前中のカフェで
そんなこと言われて、恥ずかし過ぎる。


でもそれはきっと、

「でも…
チャンミンはオトコだってわかってるつもりが
わかってなくて、傷つけた。

本当に、ごめん。」



うん、そうだよね。

ソンジェヒョンは心のどこかで
俺を女の子と同じように思ってたんだよね。


でも、付き合ってるのに
他の人のこと好きになったんだから
俺の方がひどい。


俺もちゃんと話さないと。
意を決してすうっと息を吸った。













別れ際、またあいつんちでゲームしような。
って言われて、
うん!って答えようとしたら
なんだか背筋がゾクっとしたから、
考えとくって返事した。



何十回と見つめたソンジェヒョンの
後ろ姿を見送る。



もう、片思いのときのようなトキメキは
感じなかった。








さすがに卒業証書やらなんやらが入った
リュックを持ったままだったから、
一旦自宅に帰った。


平日のこの時間、親は仕事だし
妹たちも学校だったけど、
昨日の朝家を出てから怒涛の展開だったから…
自宅に入るとなんだかホッとした。




自室に入り、リュックの中身を整理する。

パンツは必要だよね、
あとはパジャマ用のスウェットもいるな。


あ、そうだ、もっかいシャワー浴びる?
妹たちのシャンプー借りるか。



って、いや、待て待て。

俺は一体何の準備しに家に戻ってきたんだ?
ユノの家に戻るとは言ったけど
別に泊まってって言われてないしっっ。

しかも昨日泊めてもらってるし。

あ、でも歯ブラシ買っとくって…え、あれは本気?




い、一旦落ち着こう。


飲み物を取りに一階に降り、
自室に戻ってきたらちょうど携帯が
着信を告げて震えていた。





ユノ?
あっ、しまった!







「も、もしもし!
ごめんっ、連絡するの忘れててっ」



「忘れて…たんだ。

へぇ…



もう、あの人との話は終わった?」




「うん。
 
あの、さ。
他に好きな人がいるってちゃんと言ったよ。

ちゃんと話した。


その後一回家に帰ってから連絡しようと
思ってたのになんか色々準備に手間取って、

本当にごめん!」




「俺んちに泊まる準備?」


「ふぇっ?」


「俺んちに泊まる準備だったら許す。」



「なっ、なに言ってんだよ!」



「泊まんないの?」





「とっ…泊まってもいいなら…」





「ははっ!

歯ブラシ買っとくって言っただろ?



てゆうかチャンミンきっと、

腰痛くて帰れないだろうし。」




「え、なんで腰?」



「さぁ、

なんでだろうなぁ。


とりあえず電車乗ったらメールして。
駅前で一緒に昼メシ食う?

駅で待ってる。」








その意味に気づいたのは、
ユノの待つ駅に電車が到着するって時だった。




「なんでそんな顔赤いの?
電車ん中、暑かった?」


 
ユノは改札を出たところで
ニヤニヤしながら待っていた。




「ユノのせいだろっ!」




「え、俺?

ごめんごめん、悪かったよ笑


そういえば、今日昼から雪降る予報で、
夜から明日にかけてすごい寒いらしいから
昼メシ食ったらすぐ帰ろ。

一歩も外出ないで一緒にのんびりしよーぜ。」




それは…すごく魅力的な提案だ。





「うん、そうする…」


コロッと機嫌を直した俺を
ユノはじっと見つめて可愛いって言ってくれた。





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コメント

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キ○○○さま

Miiiii
心配ですよね…チャンミンの腰…

存分にニヤニヤして読んでいただけたら
嬉しいです!
ありがとうございます!
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