最後に笑うのは ハジメテ2





「うぅぅ…ユノのバカっ!」

八つ当たりなのは分かっているけど
恥ずかしさを紛らわすために
ユノの腕の中でそう叫んだ。








なんでこんなことになったかって…






ユノの家に帰宅後、
手を洗ってうがいをして振り返ったら
洗面所の入り口にユノが立っていて
ふわふわのタオルを渡された。


別にスーツでも燕尾服でもない
シンプルな黒のニットに色の濃いデニム姿なのに
姿勢がいいからか、タオルを渡してくれる姿が
なんだか執事みたい…

とか内心見惚れていたのに。



「もうイイ?」



え、何が?と思う暇もなく
手を包んでいたふわふわタオルは奪い取られて
洗面台に放り投げられ、
素早く腰に回された手でグッと引き寄せられた。



あぁっもう…
俺まだ経験値低いんだから!
こんな強引なの困る…

って思いながらも
キュゥゥンって効果音が
聞こえるくらいときめいて目を閉じた。




のに。






「くくっ…
抱きしめたかっただけなんだけど?」











なっ…あぁ…目を閉じた自分のこと、殴りたい。


で、冒頭のシーンのようなことに…
ってあれ、前もこんなことあったな?





「もう、ユノのバカっ

離せよっ!」




恥ずかしすぎて
八つ当たりしてもがいた結果、
抱きしめられていた腕は解けた。



あっ、腕解けちゃった…って思うものの、
どうしたらいいかわからず、
洗面所から廊下に飛び出す。


あぁ、なんでこんなことに…
廊下をずんずん進みながら、
すでに後悔しかない。







でも、
そんなめんどくさい俺を、
ユノはすぐに追ってきてくれた。



「待って、ごめんって。

チャンミンって、
目閉じててもまつ毛長くてすげぇ可愛い。」


腕を取られ、もう一度引き寄せられる。




「か、可愛いだなんて俺男だしっ」



「関係ないじゃん、そんなの。
可愛いもんは可愛い。


もっかい見たいな。

なぁチャンミン、もっかい目閉じて?」



「んっ…!」


 

子供をあやすような、
でも逆らえないユノの声に目を閉じた瞬間、
下唇を咥えられた。



「うん、可愛い。」





咥えたまま喋るとかっ
ユノっていちいちエロいっ!!



なんて。
余裕があったのはここまで。






廊下の壁に押し付けられてのキスは、
唇を散々舐められるところから始まり、
歯茎をなぞられた時には
変な声を出してしまう始末。

舌なんか…完全に犯された。




「んぅっ…はっ、はぁっ…」




「ほら、やっぱり。

目閉じてても可愛いよ。」




ようやく解放されたのに
壁にもたれたままの動けない俺は
腰を抱かれてリビングに向かう。






「き、昨日のキスと、全然違うじゃん!!」



何言ってんだ、俺。

でも昨日のキスだってかなりのもんだったけど、
今みたいにエロくなかった!!

と思ったら口が勝手に。








「そりゃそうだろ。

昨日のは、
俺のことを好きだって言わせる為のキス。」




クルッと踵を返し、
なぜか洗面所に逆戻りする。



え、なんか忘れてきた?








「でも今のは、セックスの前戯。


チャンミン可愛いすぎてもう無理。
夜まで待つの無理。


シャワーしてきて。

俺は気にしないけど、
きっとチャンミンはシャワーしたいだろ?」



繋いだ手が解かれ、
洗面所に放り込まれたかと思ったら
バタンとドアが閉められた。







もちろん、シャワーはしたい。
いろいろ準備もあるし。


でもさ…


ユノって昨日高校卒業したばっかりだよね?
俺、あんなエロい人にこれから抱かれるの?

な、なんかこうもっと、高校生らしい
イチャイチャタイムは?


洗面台に手をついてくたっと倒れ込んだ。


























 
コメントありがとうございます…嬉しいです。
お茶しながら語りたいくらいです。

よろしくお願いします。
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コメント

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時○○○さま

Miiiii
こんにちは(*´艸`*

今回は最後のセリフから全てを妄想しました!
読んでいただいてありがとうございました!
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