職場レンアイ 16





あの日抱きしめたのは
どうやらめちゃくちゃ効果があったらしい。
いや、良い効果ではないんだけど…

とりあえず翌日からのチャンミンは
明らかにおかしい。


YH「チャンミン、
この案件、担当チャンミンなんだってな!

ちょっと打ち合わせしたいんだけど
上の会議室予約…」

CM「はい…
あのっ、このフロアの円卓でも良いですか?」

YH「え?いいけど‥周りうるさくないか?」

CM「全然気になりません!」






SB「おーお待たせ。」

YH「あれ、チャンミンは?」

SB「今日から弁当なんだって。
すっげうまそうなの作ってきてた。」

YH「へぇ…」






YH「チャンミン、週末空いてる?


CM「週末?!
会社が休みの日に
待ち合わせをするということですか?!
それはちょっと…」





SB「…なに、お前チャンミンになんかしたの?
酒の席で説教とかしちゃった?」
 

…してねぇよ。

でもさすがに気づく。

俺のこと意識してくれたらって思ってたけど
避けられてるな、これ。








.
.
.
.
.
チャンミンにフラれた週末。

気を取り直してたまにはスーツ以外の服でも
買ってみるかと思い立ち、
久しぶりに1人で買い物に出た。



でも、買い物をしていても
これチャンミンに似合うかも、と思う自分に
苦笑した。
スーツ姿しか見たことないくせに
似合うかも、なんてほんとバカだよなぁ俺。

ユノさんって呼んでくれたあたりまで
良い感じに言ってると思ってたんだけど、
まだ抱きしめるのは早すぎたか。

避けられてるのは地味にツラい。



適当なカフェに入ってぼんやり外を眺めた。
外にもお席ございます、と言われて
道路に面したテラス席に座った。
春の陽気というより、
夏の熱気に近くなってきた。


異性愛者に比べてどうしても少ない、
好きなやつと想い合える確率。
あんまり気にしないようにしてるけど
焦っていたのかもしれない。


まだ一緒に昼メシ食ってる時、
付き合ってる人はいないって言ってた。
最近別れたって。
それも焦る要因になったのかもな。
チャンミンは魅力的で、
ゲイでもバイでも言い寄る奴は多そうだから。

ファミレスで見た男もイケメンだったな。






そうそう、
シウとかゆーオトコはあんな顔だった。

あの時は座ってたからよくわかんなかったけど、
へぇ、チャンミンよりだいぶ小柄なんだな…




ガタンっ!





急に立ち上がったから
大きな音を立てて椅子が倒れた。
それに気づいたのは少し後だけど。



CM「ユノさん…」


チャンミンと
あの日ファミレスで見たオトコが
俺の目の前を一緒に通り過ぎようとしていた。






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