職場レンアイ 20




その日、
ジョンウは店で俺を待っていてくれて
俺たちはまた抱き合い、電車はまだあったけど
ジョンウは寝て帰ると言うから、
俺はまた1人でタクシーに乗り込んだ。







この前と同じところで、
俺は思わず窓に鼻をぶつけた。

YH「っ!
ごめんなさい、
駅まで戻ってロータリーのところで
停めてもらえますか?」


見間違いじゃない。
幻覚でもない、
数週間前と同じ位置に突っ立ってるのは
チャンミンだった。

なんであんなところに。



タクシーから降りて
チャンミンが立っていた方向に向かって
走り出して、気づいた。

あれ、あそこファミレスの前だな。


YH「シム?」


チャンミンが立っていたのは
俺がよく利用するファミレスで…
チャンミンが恋人と揉めていたファミレスの前。


CM「ユノさん…」

YH「いや、タクシーでそこ通ったらさ、
チャンミンが見えたから。
なぁ、前もここに立ってなかった?
こんな時間に何してんだよ、お前。」

もう深夜1時近い。
終電は少し前に終わった。
本当、こんなとこで何してるんだ。




CM「ユノさんに逢いたくて。」


YH「え、俺?」


弱々しく笑うチャンミンが
なんだか消えそうだと思った。

CM「ここなら
いつか絶対ユノさんと逢えるから。

でも、もう終電の時間が過ぎたし来ないなって。
諦めて店から出たんですが、
なんとなく、ここに立ってました。」


俺に、逢うために?

あぁチャンミンって真面目なんだなぁと思った。
俺の想いをあのままスルーすることが
できなかったんだろう。

仕事以外で俺がやんわり避けてるから
こうやって待っててくれたんだ。
ちゃんと話をするために、こんな時間まで。

それに比べて俺はほんと、
普通のレンアイに慣れてなくて、バカだな。

YH「こんな時間まで…ごめん。
今日も会社で声かけてくれたのに断ったりして…

シムが気に病むことは何もない。
先輩に狙われるとか、断りづらくて困ったろ?
ほんと悪かった。

もしシムさえ良ければ
また今度昼メシ行こう、前みたいに。」


もう充分だった。
良い後輩だな、といつか思えるはず。


CM「ちがっ、違うんです。ユノさん…」


YH「それにしても、なんでここ?
駅で待ってる方が確実じゃないか?
いや、でも俺タクシーだったんだけどさ…」

CM「だから、違うんです、
知ってたんですっ!」


人気のない通りに
チャンミンの声が響いた。

YH「え、何を?」

CM「ユノさんが
このファミレスをよく利用される事を…

夜ご飯、ここで召し上がることが多いの
前から知ってたんです!

御自宅は知らないし
駅の出口は東西に2つあるから
駅で待っていても確実に逢えるかわかりません。
でもこのファミレスなら
週に2回くらいは絶対利用されるから…」





チャンミンの言葉の意味が分からなくて、
ただただ、俺ってそんな頻繁に
ファミレスでメシ食ってたんだ、
寂しい奴だなって
そんなことをぼんやり考えた。








ブログのテンプレート迷走中ʬʬʬ
読んでいただいてありがとうございます。

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コメント

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ス○○○様

Miiiii
CM side入れるか悩みましたが
自分の口で語ってもらいました。
読んでくださってありがとうございます!
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