職場レンアイ 21




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社会人2年目のゴールデンウィーク。

会社まで乗り換えが不便な今のマンションから
引っ越しする事を決意、
春の引越しシーズンが落ち着いたこんな時期に
良さげな空き物件など難しいけれど、
それでも俺は不動産屋を回っていた。


その日もまた、
会社の最寄駅と同じ沿線で快速も停まる、
そんな駅で降りてみて、駅前の不動産屋に
入ってみたけれど…やっぱり時期が悪い。

希望する物件はなく、
快速停車駅を諦めようと考え直して、
近くにあったファミレスに入った。





「え、ここから家近いの?!
俺行ってみたい!」


YH「ははっ、ダメだよ。」


「えぇ….はっきり言うなぁ、もう!
でもいつか行ってみたい、
ユノヒョンのベッドでシタい…」

え?


後ろの席に座る若そうなオトコの声が
少し大きくて、席に案内された直後から
ずっと耳に入ってきていた。

最初は美味しいね、とかそんなのだったのに
いきなり出てきたユノヒョンと言う名前と
最後の言葉に水を吹くかと思った。

ユノヒョン…
相手の男性は相槌を打つだけで
声では判断出来ない。

まさか、まさかな、
こんなとこで遭遇する偶然ある?

ドリンクバーコーナーに行くついでに
相手の男性を確認した。



そのまさかだった。


チョン・ユンホ。

入社した春に一目惚れした、同じ会社の先輩。

自分の恋愛対象がオトコだってことは
会社では隠しているから、
ただひたすら見つめているだけだった。

職場では彼女を作らない主義なのか
全く女っ気は無いけど、
あんな良いオトコ、長く付き合ってる彼女さんがいそうだなと思っていたのに。


ユンホさんがオトコを抱いてる…?
ゲイ、なんだろうか。
いや別にゲイじゃなくてもオトコも抱けるなら…
俺にもチャンスはある?

自分で言うのもなんだけど
性的マイノリティでも相手には困っていない。
長く付き合える相手には残念ながら出逢って
ないけど、それなりに…

そんな俺がロクに話したこともない相手を
1年も見つめてるだけなんて初めてのことなんだ。


一緒にいる奴は恋人ではなさそう。
遊び相手…だろう。


YH「部屋には上げないよ。
ん、ほら早く食べな。」

優しいのは知ってたけど遊び相手にまで優しい。
でも一線引いてる感じがする。



俺は注文した食事を平らげた後、
もう一度さっきの不動産屋に乗り込んだ。

ユンホさん宅の最寄駅はここだと
知ったから。









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コメント

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g○○○○様

Miiiii
チャンミンが先に惚れてたみたいです、
単に私がその方が今回は萌えました!笑
読んでくださってありがとうございます!

l○○○様

Miiiii
糸を絡められるほどの妄想力はないんですが、
これでなんとなく落ち着くかなぁと思います!
読んでくださってありがとうございます!
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