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「えっ、そんなの…大丈夫です。」

「いやいや、
チャンミンはまだこの辺りに慣れてないだろう。
駅まで迎えに行くよ、自転車は車に積めばいい。
心配なんだよ。」



再婚後の住まいは、
チョンさん親子が今住んでいるところに
僕たち親子が引越しする形で落ち着いた。

引越しの日、
チョンさんがお金持ちだということに
初めて気付いた。
いわゆる高級住宅街の中でも
一際目立つ大きな家だったから。

しかも数年前に新居を建てたとき
すでにお母さんと出逢っていたチョンさんは、
家族が増えることを想定して建てたという。

…やっぱりちょっと変わってる。


部屋が何個もあって二階にもトイレとお風呂が
あるような家、なかなか慣れないけど…
学校への通学時間はすごく短くなった。
これは本当に嬉しい。

塾も変わらず同じところに通うことができるけどここで問題が起きた。

チョン家は、最寄駅から遠い。
だから最寄駅まで自転車を使っているんだけど
引っ越しして1週間経ったある日、
中3になって
塾の日が増えた話から塾の終わる時間を
聞いた途端、チョンさんが過剰な心配を始めた。


「でもお仕事でお疲れなのに。」

「疲れてなんかないよ!
チャンミンは偉いなぁ、ジヘなんか
しょっちゅう迎えに行って…」


「女の子は心配って
お父さんが電話してくるんじゃない!」


「そりゃ女の子は心配だろう。」


「チャンミン、聞いて。
私なんか塾行かせてもらえないんだよ。
家庭教師の先生は好きだけど…」


あーどうしようか。
甘えた方が、この場が収まるかな?
って思ったときだった。

「俺のバイトが終わる時間と同じくらいだな。
父さん、俺が一緒に帰ってくるようにするよ。
チャンミン、塾の日教えて。
同じ曜日にバイト入れるから。」


「あぁ!本当だ、お前いつも遅いもんな。
ユノが一緒なら安心だ。
チャンミン 、ユノと帰ってきなさい。

うんうん、よし決まり。
もう異議は認めない。」

「えっ、あの!」

「本当に同じ電車か一本遅いか、くらいだから。
駅前のコンビニとか入って待ってて。

中学生が1人で帰るには遅い時間だよ。
エスカレーター式で受験ないんだろ?
それなのにエライなぁ。」

ユノヒョンと2人で帰る…
僕、塾で勉強したこと全部忘れないかな。


「チャンミン?気まづいか?
歳の離れたヒョンなんか。」


しまった、妄想の世界に飛んでた。

「いえ!!
そんな…
あの、ユノ…ヒョン。

よろしくお願いします。」


「おぉ、一緒にチャリで帰ろうぜ。」

はぁ。
部屋着のTシャツに
ハーフパンツでもカッコいい。

大学4回生のユノヒョンは、
すでに就職も決まっているそうだ。
単位もよほどのことがない限り大丈夫で、
バイトばっかりの毎日だっていうのは
聞いていた。
確かに夜ご飯の時間にあんまり見かけない。

何のバイトしてるんだろう…


あ、今、ジヘちゃんにしたみたいに
俺の頭も撫でてもらえるくらい、
仲良くなれたらいいな。




塾の日、増やそうかな。


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コメント

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y○○○様

Miiiii
ありがとうございます!
そうですー血は繋げてませんが!
よろしくお願いします!
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