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週3回の塾。

今日は同じ電車じゃなかったかな?

最寄駅の改札を抜け、
自転車置き場から自転車を出して
コンビニに向かう。

向かうって言っても自転車置き場から
50mもないけど。





今日は、もう冬だなぁって
嫌でも実感するような寒さ。

ユノヒョンと一緒に帰宅するようになって
数ヶ月が過ぎた。

ユノヒョンのバイトと僕の塾が
必ず一緒になるわけではなかったけど、
大抵一緒に帰宅できた。

ユノヒョンの都合が悪い日はチョンさ…
お父さんが代わりに迎えに来てくれた。


一回ユノヒョンがクルマで迎えに来てくれたこともあったんだ!
あの時はほんとカッコよかったなぁ…

てっきりお父さんかと思ってたのに
クルマから長い脚が見えて、
ユノヒョン、免許持ってたんだ!
って僕がびっくりしてる間に
自転車をサッと後ろに積んで、ん、帰ろ?
って…

お父さん、あの時は僕の帰宅前に
うっかりお酒飲んでくれてほんとありがとう…


まぁ、自転車でもユノヒョンは
カッコいいんけど。








「チャンミン!お待たせ。」

「ユノヒョンおかえりなさい。」

「今日寒いなぁっ!
真冬になったら自転車キツいぞー
俺は慣れてるけど。
革の手袋とかいるからな。

あ、何も欲しいもんない?

帰ろっか。」


いつもの道をユノヒョンと並んで自転車を漕ぐ。

ユノヒョンはいつもコンビニから出る前に、
なんか欲しいもんない?って聞いてくれる。
僕のこと小学生だと思ってるのかなぁ笑

でも、欲しいもんないか?って聞かれるのも
帰ろっか、って言ってくれるのも大好き。





ユノヒョンが好き。


この頃には完全にユノヒョンに恋をしていて、
お母さんに僕の気持ちがバレていないか
ヒヤヒヤしていた。





でも。
ユノヒョンと自転車で乗り越えた寒い冬が
ようやく終わる頃、
春にユノヒョンが家を出るって聞かされた。

就職先は聞いていた。
お父さんのお兄さんが経営する輸入食品を
取り扱う会社。

お父さんはそこの専務さん。

ユノヒョンは一般社員として入社するから
お父さんが勤務する本社勤務じゃなくて…
自宅から遠くて、一人暮らしをするらしい。

たまに帰ってくるからな、って
頭を撫でてもらえるくらい、仲良くなったのに…
でもこれ以上好きになっても報われないって
わかっていたからちょうど良かったのかも。



ユノヒョンが引っ越ししてしまった日の夜。
1人、部屋でぼーっとしてたら
コンコンってノックの音が聞こえた。

顔を覗かせたのはジヘちゃんで、
俺の顔を見るなり、

「あぁ、やっぱりちょっと涙目!
チャンミン、ほんとオッパのこと
好きだったんだね。」

って。

血は繋がってなくとも、
我が家の女性陣はカンが鋭い。




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