HOME 9




「チャンミン、明日一緒に行くか?」




無事に卒業式を終え、
バイト以外はユノヒョンのために食事を作り、
ユノヒョンが心地良いように家を整えて暮らす
幸せな日々も今日で終わり。

入社式前日、
22時頃帰宅したユノヒョンは
心配そうにそう言った。


伯父さんも父さんもそれを望んでくれて、
俺はユノヒョンと同じ会社に入社する。

一応試験も受けたけど、
俺はユノヒョンと違って最初から本社勤務。

将来、会社の中心的な存在になるであろう
ユノヒョンを支えたくて、
大学では秘書検定はもちろん、
語学にも力を入れた。

面接の時に伯父さんにも表に立つよりは
尊敬する人間をサポートするために
尽力したいと伝えた。
ユノヒョンのことだって
バレバレだったかもだけど、俺はおそらく
入社後すぐに秘書課に配属される。


なーんて。
どうしたらずっとユノヒョンと
一緒に居られるか、
それだけを考えただけだけど。

ユノヒョンは今は営業本部の副部長だけど
俺はユノヒョンが役員になるまでに
秘書課でスキルアップをしておくからね。




「え、いいよいいよ、恥ずかしいよ。
ユノヒョンと一緒に出社したら
絶対目立つもん。」


「入社式は7階だぞ?
エレベーターが混むから早めに行くんだぞ?」


「ふふ、わかってるよ。」


心配してくれて嬉しい。

でも、初日からユノヒョンと一緒はちょっと…
目立つのは苦手だ。






2週間ほど前に送られてきた入社式のお知らせ。

先輩社員とのオリエンテーションのところに
ユノヒョンの名前があった。
その隣には知らない女性の名前も。

たったそれだけのことで少し動揺した。




ユノヒョンは、
彼女さんを家に連れてきたことがないし、
そんな話も家族とはしないんだ。
少なくとも俺にはしない。


ジヘちゃんが言うには
高校生の時なんかは
家までバレンタインチョコを渡しに来る人が
何人も居たらしいんだけど。




これから先、隣でずっと支えていくなら
覚悟しないといけないな。













入社式当日。
俺は予想通り秘書課へ配属された。

今壇上にはユノヒョンと若手の先輩方が数人。
壇上でのユノヒョンの隣を巡って
密かに女性社員の中で火花が散ったのを
俺は見逃さなかった。


「あの人、カッコいい…」
って後ろで呟いた奴もいた、低い男の声で。

女性の新入社員なんかはもう、
全員目がギラついた、気がする。

ユノヒョンは俺のヒョンなのに…



何と戦う気だったのかと問われれば
それはよくわからないんだけど、
戦意を喪失したままオリエンテーションを終え、
人混みを避けて階段で下まで降りる。







シンとした階段の先で
女性のあらぬ声がした…気がした。



「ねぇっ、…なんか上から足音聞こえない?
ユウ、聞いてる?んっ、ヤダってば…」


「何?自分から誘ってきたんじゃん。
じゃやめとこ。」


「え…あっ、ユウ!」




数階上で立ち止まったから姿は
見えなかったけど、聞き覚えのある声に名前。





元恋人の勤め先くらい聞いておくべきだった。



にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村




コメント

管理人のみ閲覧できます

-
このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

-
このコメントは管理人のみ閲覧できます

茶○○○○○○○○様

Miiiii
チャンミンの、
しっかりしてるのに詰めがすこし甘いところが大好きです。
(妄想上のチャンミンのことです笑)

y○○○○様

Miiiii
私も一旦家系図←勝手に書いた。を見直してきました笑
読んでいただいてありがとうございます!

管理人のみ閲覧できます

-
このコメントは管理人のみ閲覧できます

ス○○○様

Miiiii
ありがとうございます、ちょっと偶然が過ぎるなぁと
思いつつ、
好きな妄想させていただきました。
非公開コメント