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帰宅後自室に入るなり
着慣れないスーツのままベッドに突っ伏した。

今日は入社式とオリエンテーションだけで
夕方で終わったけど
伯父さん…じゃなくて社長とユノヒョンの
仕事が終わったあとで3人で夕食の予定がある。

それまでに立ち直らないといけない。

ユノヒョン、
大体19時には迎えにいくって言ってた、
時計を見たらもう18時を回っている。


「はぁっ」

ゴロンと仰向けになった。

大丈夫。
ユノヒョンがモテるのは当たり前。

あの容姿であのスタイル、
ただ道を歩いているだけですれ違う女性を
惹きつけるんだから、
ユノヒョンと接したことのある社内の女性なんか好きになって当たり前だ。

俺が覚悟しないといけないのは、
ユノヒョンが、誰かを好きになることだけ。


ユウは…秘書課は他の課とは
あまり関わらないから、きっと大丈夫。

万が一見つかったとしても、元恋人がオトコで
今もたまに抱いてるなんてこと、
ユウだって会社の人に知られたくないはずだ。
うん、大丈夫。



起き上がって一階へ降りる。
夕食から帰ってきたらすぐ入れるように
風呂の準備をして
明日の朝食になりそうなものがあるか、
冷蔵庫をチェックする。
いつも通りに家事をこなしていると
気持ちも落ち着いてきた。









ユノヒョンと社長が乗った車が迎えにきたのは
19時少し前。

店に着くと奥の個室に通された。

ここは、社長のご友人の営んでいる小料理屋。

社長が家族や友人と食事を楽しむ時に使う
こじんまりとしたお店だ。

普段は個室なんか使わない。

だから、個室に通された時点でおかしいな、
とは思ったんだ。






「ユウ、早いな。もう来てたのか。」


最初に個室に入った社長が、
先客の存在に気付いて声をかけた。



ユウ…?

  


「あ、えっと、あれ?」

社長に続いて個室に入ったユノヒョンは
先客の顔を知らなかったようで、
戸惑っているのがわかる。


「いえ、ついさっき来たところです。」


え、この声…


ユノヒョンに続いて個室に入る直前、
聞こえてきた声に一気に汗が噴き出した。

なんでこんなところに…




「あーユンホ、チャンミン、紹介するよ。
3ヶ月前からウチで働いてもらってる、
クォン・ユウ。

うん、まぁ、
もう察しはついてるかもしれんが
俺の、息子だ。」








は?

俺が叫ぶ寸前、
ユノヒョンが珍しく大きな声を出した。

「えぇっ!?」








「ま、まぁとりあえず座ろう。」


ユノヒョンの大きな声と何も言わない俺に
ちょっとバツが悪そうな顔をした社長が
座るよう促す。

「あ、あぁ。」

固まってたユノヒョンが席に座ろうと
動いたから仕方なく俺も…顔を上げて
席についた。



「え、チャンミン…?」




……どう考えても初対面のふりをする場面だろ。

思い出した、ユウはこーゆー奴だった。



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コメント

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茶○○○○○○○○様

Miiiii
チャンミンの今の冷や汗はライブの時並みでしょうか…
早く彼に飲み物をあげて欲しいです。

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ス○○○様

Miiiii
ありがとうございます。
チャンミンの言葉選びのセンス、いつも素敵なので
妄想でもそうできたらいいなと思っています。

き○○様

Miiiii
わかります、
私もユノどっちなの?って思いながら妄想してました!
いや決めるの私なんですが…
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