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「チャーンミン。」

やっぱり、
追いかけてくると思ってた。


「トイレって言って抜けてきたんだから
長く話すのは無理。
今日、電話するから出てよ。」


「あれ?なんで怒ってんの?
俺だって知らなかったんだよ。

専務、あ、今はシンガポール支社長か。

支社長には息子さんが2人いるってことしか
知らなかった。

ユンホさんだって入社してから父さんに
顔と名前を教えてもらったんだ。
弟クンのことは、
大学生ってことし知らなかった。」


「うん、それはわかってる。」


「そ、ならいいんだけど。」


「じゃあまた後で。」



別に怒ってなんかない。

怒っているとしたら欲に負けてダラダラと
関係を続けてきた自分に、だ。


個室へと戻ったら
もうすでにデキあがってた伯父さんが寝てて…
ユノヒョンは電話中だった。

おそらく伯父さんの運転手さんに
電話をかけているんだろう。


「なぁ、チャンミン 。
運転手さんだけに任せるべきか、
ユウくんに送らせるべきか、どう思う?」


電話を切ったユノヒョンが困った顔を見せた。


「あーどうだろう。
ユウ、さんは一人暮らしなんだよね、
会社の近くで。」


「あぁ、そう言ってたな。」


ミジン伯母さんとユウの関係まで
今日は聞けなかった。
ユウに送っていかせていいものなのか、
判断できない。




「すいません、俺が自宅まで送っていきます。」

ユウが個室に戻ってきて…
そう言ってくれて正直助かった。




半分寝てる人間は重い。
ユノヒョンとユウで伯父さんを支え、
僕がみんなの荷物を持って
やっとの思いで迎えにきた車に乗せた。

ユノヒョンと2人、
クルマが走り去るのを見届けてから
お店に戻りタクシーを呼んでもらった。













「ユノヒョン、一階のお風呂使って。

俺は二階でさっとシャワーだけするよ。
入社式から伯父さんの話まで盛り沢山で
今日は疲れた。」

帰宅後、早くユウに連絡したくて、
ユノヒョンに長風呂を勧めるべく
お湯はりのボタンを押す。



「なぁ、チャンミン 。」


「ん、何?」




「ユウくんと知り合ったオフ会って
なんのオフ会?」



あっぶね、お茶の入ったピッチャー、
落とすところだった。






ユノヒョンが、
スーツの上着をソファにかけて
ネクタイを外しながら真っ直ぐに
こっちを見ている。


「えっ…あ、オフ会…
あの、ゲームの…」


「あぁ、ゲーム。」


「そう!ゲーム!
お湯、もうすぐだからね。
ゆっくり入ってね。」



なんとなく気まづくて、
お茶を一気飲みして二階に上がろうと廊下に出る
ドアに手をかけたんだけど、
ユノヒョンがまだ俺を見ている気がする。


「チャンミン。」


「な、なに?」


「ユウくんって、
どっちもイケると思うんだ。」



「え、何が?」


「俺、わかるんだ、同じだから。」


「え、あの、同じ?何が?」


「ユウくんには、気をつけてな?」




それだけ言うと
ユノヒョンはバスルームに入っていった。







ユノヒョン、同じって何?

今の会話、どの角度から考察しても
ユノヒョンがどっちもイケる人間ってところに
辿り着くんだけど…

むしろどっちもイケるって言葉に
他の解釈があるなら誰か教えて欲しい。


え、ちょっと待って。

ジヘちゃん…ジヘちゃんに電話しないと!
多分死ぬほど怒られるけどユウとまだ
続いてたこともこの際白状して
話聞いてもらわないと!





ユウのことなんてすっかり忘れていた。



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コメント

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h○○○○○○○様

Miiiii
ありがとうございます。
勝手にジヘちゃんの立ち位置に憧れております笑

茶○○○○○○○○様

Miiiii
遅いですよね、がっつり遅いです笑
そしてユノの武勇伝だけで1日妄想できそうです。

ス○○○様

Miiiii
最終的にバレるだろう、と言う軽い気持ちで
ゲームに…
妄想している人間が適当です笑

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m○_○○○○○様

Miiiii
ジヘちゃん曰く博愛主義からの、バイだそうです!
読んでもらえてコメントくださるだけで嬉しいです、
ありがとうございます!
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