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入社してから半年が経った。


ユノヒョンは本社に転勤になった時に
社長の甥だと公表されている。

そんなユノヒョンの隣にほぼ毎日出勤時に
寄り添う俺。

当然噂になったけど、
ユノヒョンは俺を弟だと言わなかった。

ユノヒョンと同じように
入社して数年は社長の親族であることは
上層部以外には伏せておく。

そう、社長と父さんから言われていたんだろう。
俺は異論もなく、どっちでもよかったんだけど…


今となっては、もうずっと伏せておきたい。



だって…


「ユノ 、おはよう!
久しぶりだな。」


「あ、パクさん、ご無沙汰してます!
今日は本社に?」

「そう、1週間研修でな。

で、そっちのカワイイ子は?

今日で研修4日目だけど、一昨日も見かけたぞ。
2人で出社してるところ。
いいなー俺の部署に…」


「あー昔から可愛がってる奴なんです。
同じ会社に入社してきてくれて!

だからパクさんのところにはやりませんよー
勘弁してください。」


なぁんて会話が幾度となく俺の目の前で
繰り広げられてるんだ。

あぁ…ユノヒョン、何回も答えているうちに
弟だって事忘れてくれないかな?












エレベーターを先に降りるユノヒョン。
降りる前に耳元で頑張れよって言われるの、
最高。








秘書課に入り給湯スペースに入る。

先客は2つ上の先輩。

「おはよう。
今日もユンホさんと一緒だったでしょ。
本当羨ましい…」


「おはようございます。
今日のストライプ柄のスーツ、見ました?
似合ってましたね、ユンホさん。」


「え、ストライプ?
気づかなかったー
やっぱり近くで見なきゃダメね。」


秘書課は課長と俺以外は全員女性。

そんな女性ばかりの秘書課専用給湯スペースでは
毎日ユンホさんの噂ばっかり。

覚えることは山ほどあるし、失敗もある。
日々勉強だけど、
給湯スペースで先輩方とユノヒョンの話をするのは俺の日々の癒し。



女性の気持ちがよく分かるとか
細かいことによく気がつくだとか言われ、
自分で言うのもなんだけど
同じ課内ではすっかり可愛がられていて。

加えて、
ユンホさんに憧れる昔から家が近所の子供…
みたいな立ち位置だと勝手に解釈されているので
開き直って先輩方ときゃあきゃあ言ってる。



でも最近…

「ユンホさんも素敵だけど、
最近よくユンホさんと一緒にいるユウさん?
ユウさんも素敵。
途中入社なのについ最近、
ユンホさんのヨーロッパ出張にも同行されたし。
まだ若いのにすごい、
ヘッドハンティングかしら?」


「わかる、ユウさん素敵よね。
でも来るもの拒まずだって噂。」


「あーそうなの?それは残念…」
 


ヘッドハンティングっていうか
コネだと思います。
って言葉を飲み込んだ。

そう、最近ユノヒョンと行動を共にすることが
多いユウ。おそらく社長の計らいだろうけど、
ホント、俺と違って日中も一緒で…

ヨーロッパ出張は羨ましすぎた。
やっぱコネだって言ってやろうかな。


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コメント

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茶○○○○○○○○様

Miiiii
ありがとうございます!
ストックは切れつつあります笑
そして素敵な共通点ですね!
私は全く未知の世界なのでどうか色々ご容赦を笑

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