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俺の嫌な予感は的中し、
ユノヒョンと俺の朝の通勤風景より
ユノヒョンとユウのペアの方が
注目を浴び始めていた。

こ、この前なんか一緒にランチに行くところ
見かけたんだ!

え?そのくらいって?

いやいや、ユノヒョンは基本みんなに囲まれて
大人数でランチに行くことが多いんだ。

それなのにユウとは2人で…


その日の夜にはユノヒョンにお弁当作るって
提案したんだけど、却下された。

社会人一年目のやつは
そんなことより仕事覚えて
家ではゆっくりカラダを休めろって…



そりゃそうだ。







このままではユノヒョンに1番近い存在は
ユウだと認識されてしまう!



俺は行動に出た。

まず、秘書課の先輩たちの噂通り
ユウは来るもの拒まずというか、
寄ってくる女性に対してかなり無頓着らしい。

でも、俺の独自の調査では
俺も遭遇した非常階段でイチャイチャとか
ユウが商品倉庫にいるときを狙って
ちょっとアレコレ…とか。
アクションを起こすのは女性の方ばっかりな上に
ガッツリ喰われた女性がいないんだよなぁ。


あーもう
早く誰かと噂になってくれればいいのに。



だってさ、
最近、秘書課内でだけ腐女子を公言している
ハナ先輩がよからぬ妄想を始めたんだ…

くそっ!
その妄想、俺とユノヒョンでして
文字に起こして俺にください…







相変わらず無防備なユノヒョンは
本当に俺の欲を刺激する。

それを発散する術もなく、いよいよハナ先輩に
本気で作成を依頼しようかと考えていたとき、


ユウから連絡があった。

今更俺に逢いたいって何の用だ。
って返信したら、
相談したいことがあるって。


女性とのアレコレを探るためにユウの動向を
追っていた俺は、ユウが仕事には本当に楽しそうにそして真面目に取り組んでいるのも
知っていた。

そんなユウが俺に相談?
待ち合わせに指定されたのも、
土曜の昼間に駅前のカフェ。


一応ジヘちゃんに相談しようと思ったんだけど
ジヘちゃんは金曜の夜は電話に出てくれない。
そろそろユノヒョンに密告しようかな…



まぁ、密告はちょっと置いといて、
今までもユウにカンカイを強要されたり
無理やりされたことはないと思い、
待ち合わせのカフェに向かった。


ユノヒョンには
ユウと会うとは言わなかった。














「悪かったな、休みの日に。」


「ううん、別にいいけど。何?相談って。」


先に来ていたユウに近寄り、
席に着くより先にそう問いかけたら
ユウがアイスコーヒーを吹いた。

「ぶっ!
ちょっと、警戒し過ぎじゃね?
あーもー可愛いやつだなぁ、お前。

ダイジョーブ、俺、
お前のことはただのアソビだったし。
いや、付き合い始めた頃はちょっといいな、
とは思ってたんだけどさ?
なぁんて。

まぁ、とにかく今更アソビ相手に
従兄弟なんてハイリスクな存在選ばねぇよ。」



本人に面と向かってアソビって言うって…
でもまぁ、俺も似たようなもんだ。





俺の前にもアイスコーヒーが置かれた後、
もう一度話を促した。


「で、相談は何?」


「あーうん、あのさ。
俺さ、どっちもイケるんだよね。
知ってた?」


今度は俺がアイスコーヒーを吹きかけた。


「ゴホッ…ごめっ…
話の内容が想像の斜め上だった。
あぁ、女性もオトコもってこと?」


ユノヒョンのカンは当たっていたってことか。
いや、ユノヒョンがそーゆー意味で言ったか
どうかは分かんないんだけど。


「いや、違う。
俺はオトコにしか興味はない。
抱く方でも抱かれる方でもイケるってこと。」




はっ?


アイスコーヒー飲んでなくてよかった。



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