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嫌な予感がした。


「そう、なんだ。
だ、抱かれた経験もあるんだ。」


あんな俺様的な抱き方する奴が
抱かれるなんて想像できない。


「あぁ、留学してたときに1人の奴にだけな。
基本抱く方が多いか…

要は相手の魅力をどこに感じるか、なんだ。
チャンミンのように可愛いやつは抱きたい。

でもさ、

ユンホさんのように
男らしくて尊敬できる相手には、
抱かれたいんだ。」




周りの喧騒が一切聞こえない。

喉がカラカラでアイスコーヒーに
手を伸ばしたいけど今ガラスのコップを持ったら
震えそう。
そんなとこ見せられない。





予感は的中、俺に相談?
嘘だよ、宣戦布告じゃない?


「あ、やっぱり。

急に睨んでくるなんてチャンミン
わかりやすいなぁ。

チャンミンもユンホさんのこと、好きだろ。
きっとずっと前から。
お前だって俺のこと
好きで付き合ってたんじゃないじゃん。
もー可愛い顔して!


にしても、
俺たち報われないよなぁ、弟と従兄弟だって。




でもチャンミンはさ、
ユンホさんと血が繋がってないだろ。

俺より有利な立場にある奴が
ユンホさんと一緒に暮らしてるなんて
悔しいじゃん。

だから知っといてもらおって思ったんだよね。」


口調は軽いけど、ユウは全然笑ってない。

本当にユノヒョンが好きなんだ。
で、本当に俺に嫉妬してる。

わかるよ。
ユノヒョン、カッコいいもんね。


「別にっ、知ったからって
俺の気持ちは変わらないけど。」


「わかってるよ、でもいいだろ、
こんくらいの嫌がらせ。

俺、仕事は楽しいし将来への覚悟も
少しずつだけど、してる。
勉強だってしてるんだ。
もともと何かを学ぶのは嫌いじゃない。

でもさーなんかお父さん、
最近やたらとお見合い勧めるんだ。

後継ぎとか、そこも期待されてるカンジ。

あー俺、女の子のこと抱けるかなぁとか
考えるとへこむよ。

好きになっちゃったのは、
あなたの可愛い甥で、俺の従兄弟です。
なんてさー言えないし。」


嫌がらせだったんだ…でもなんか

憎めない。



「そりゃユノヒョンとあんなにずぅーーっと
一緒にいたら好きになるんじゃない?
仕方ないよ。」


「だよな、仕方ない。」


…顔を見合わせて力なくハハハって笑い合った。












珍しく電車で来たらしいユウと駅前で別れて
自転車にまたがる。


強力なライバルが増えたけど、
ユウより絶対俺の方が…か、かわいいよね?

だってユウってユノヒョンに
ちょっとだけ、ちょっとだけ、
似ててオトコっぽい。

ユノヒョンの好みがわかんないけど…
今日思い切って聞いてみようかな!!





ん、あれ?ちょっと待って。
ユノヒョンのどっちもイケるって
どっちの意味?

…ま、まぁいっか、どっちの意味でも
俺は恋愛対象に入れるってことだよね?

弟ってハンデは消えないけど。


自宅にたどり着き、車庫に自転車を止める。


クルマはあったけど
ユノヒョンの愛車の自転車はなかった。

ユノヒョンどっか出かけてるのかな。
って特に気にするワケでもなく、
家の中に入った。

俺たちが自転車を使うのは
駅前に用がある時だけなのに、
なぜかそれをすっかり忘れていた。



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コメント

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茶○○○○○○○○様

Miiiii
コメントありがとうございます…
身体右側の熱と戦いながら、
ありがたく拝見させてもらっていました。

駅前で会っちゃうチャンミンの詰めの弱さが愛しいです←

ス○○○様

Miiiii
コメントありがとうございます。
私がユウならユンホさん好きになるなぁと思いました!
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