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その日、ユノヒョンは帰ってこなかった。


携帯は圏外なのか繋がらなくて、
メールも当然既読にならない。


今までこんなことなかったから
心配になって深夜12時を回ってから
ジヘちゃんに電話をかけて…呆れられた。


「あのね、チャンミン。
言いにくいんだけど…
オッパは29歳の健全なオトコなんだよ。
たまには色々あるって。

チャンミンと一緒に暮らしてる時も
飲み会だなんだって朝帰りしてたと思うけど、
覚えてない?」

「そう、だったかな。
塾の帰りに一緒に帰った記憶ばっかりで…」

「そっかー。
まぁ、記憶って美化されるからね。

決まった相手がいたのか、
ただの遊びなのかはわかんないけど
たまにそーゆー日もあったよ。

いつだったか、
朝帰りのオッパの髪が少し濡れてたのを見た時は
私もちょっとショックだったかなー。」


そんなことあったんだ…


「でもっ、俺と2人で暮らすようになってからは
連絡もせずにこんな時間まで帰ってこなかった
ことないんだよ!」


「うーん、連絡忘れてるだけだよ、きっと。

チャンミン、
オッパは、聖人じゃないのよ?

俺もどっちもイケる発言があるから、
女子なのか男子なのか、抱いてるのか抱かれてるのかはわかんないけどね。」



「うん…そう、だよね。ごめん、こんな時間に。」



ジヘちゃんは何か言いたげだったけど、
何も言わずに電話を切ってくれた。

そうだよ、
ユノヒョンだって自分で言ってたじゃないか。
品行方正に生きてきてないって…

ユウの宣戦布告に加え、ユノヒョンの無断外泊。

俺はベッドに横たわったものの、
一睡もせずに朝を迎えた。














始発で帰って来てくれたら
家に着くのはこのくらいの時間!って
俺が検索して算出した時間ピッタリに、
車庫に自転車を止める音がした。

ユノヒョン!

とりあえず無事で良かったって安堵して
急いで一階に降りた。



「ユノヒョン…おかえり。」


「起きてたのか?
あ、起こした?悪い。」


「ううん、ちが…う。」


「そっか。
俺ちょっと寝るな。

買い出しとか行くなら夕方付き合うよ。」


「あ、うん…」



俺と話す時も冷蔵庫から水を出して飲む仕草も、
どう見ても気怠そうですぐわかった。

抱いてたんだ、誰かを。

他のやつを抱いた後のユノヒョンのこと
カッコいいなんて思いたくない。
けど、カッコいい…悔しい。




二階に上がろうとするユノヒョンの背中に
問いかけた。

「ユノヒョン!

…どこ行ってたの?誰かと会ってたの?」


「え?なんで?」


「なんでって…」


「チャンミンも、ユウくんと会ってたの
俺に言わないよね?

俺だけ言わないとダメ?

…まぁいいけど。



俺、同じ相手と2回目は絶対にないから、
素性はよく分かんないけど昨日の相手は、
オトコ。
ごめん、それ以外はわかんない。」




ユノヒョンの目に温度がなくて怖いのに、
初めて見るユノヒョンの表情を
死ぬほどカッコいいって思う俺は、重症だ。

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コメント

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ス○○○様

Miiiii
イラッとしてしまったようです。
ユノ、早く気付いてくれますように。

み○○様

Miiiii
はじめまして、読んでいただき、
コメントまでありがとうございます。

タイトルひとつ屋根の下にしようかと
悩んだんですが、年齢バレるなと思ってやめました笑
ひとつ屋根の下で暮らすうちに…って王道の妄想すぎますが、
続きもどうぞ読んでくださったら嬉しいです。
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