HOME 27



ユウに会ったのは、
タイムリーなことに週明け月曜日の朝イチ。

伯父さんの後継者だって発表される時期が
決まったとは聞いてはいたけど、
社長室から普通に出てきたところに出くわして、
いよいよかって実感した。


「ユウ…こんなとこで会うの、初めてだね。
びっくりした、おはよ。」



いつもと同じ口調で話しかけた。


「あぁ、まぁな。
秘書課には今日発表するから。」


「そうなんだ。


あぁそうだ、ユウ、
忙しい時期だと思うけど近々時間ある?
ちょっとさ、」



「え、おいっ!何言ってんだよ!」



「え?何で?
ちょっと夜、時間があればって…」



え?


人の気配を今ようやく感じた。



社長室から出たところで壁にもたれて
こっちを見ていたのはユノヒョンだった。




今朝、
予定があるからってユノヒョンは先に出社した。
ユウと一緒に社長室に呼ばれてたのか。


社長室から他に人が出てくるとは
思っていなかった。


「あ、ユノヒョン、あのっ」






「よかったな、半年ぶりの誘いだろ。」



ユノヒョンはそう言うと、
ユウの肩をポンと叩いて行ってしまった。



俺の方を、一度も見なかった。














シンと静まり返った廊下で、
ユウが髪の毛をクシャっと掴んだ。


「チャンミン、
夜時間があればって何?」


「えっ?え、あの、出張中に
ユノヒョンとなんかあったんじゃないかって…
それと俺とユウのこと、
ユノヒョンに話しただろ?

それ、聞きたかっただけなんだ。」



「お前っ!
はぁぁータイミング悪いよ。
しかもそれ別に電話でいいじゃん。」


「あぁ、うん…」




「ユンホさん、
あれ、典型的な嫉妬……いやなんでもない。



てかさぁ!
お前、週末ユンホさんとなんか
話しなかったの?」



「したよ!だからユウが俺とのこと
話したんたのか聞きたかったんだ。」



「言ったよ、あぁ、言った。

でも、それは玉砕した俺から、
お前への援護射撃のつもりだったのに…

ってまぁ、多少言い方に問題があったのは、
悔しさが混じってたからだけど。



ユンホさん絶対誤解してるぞ!



…ごめん、ほんと悪いんだけど
今時間ない、昼にまた来るよ。

いやダメだ、電話にしよう。」


チラッと腕時計を確認したユウは
足早に去っていった。











俺、一目惚れとか言われて浮かれてたんだ。

会社で…
しかも社長室の前で
仕事中にユウにあんなプライベートなことを
話すなんて。



玉砕…か。
援護射撃ってのはちょっとわからないけど
なんとなく出張中に何があったのか、
理解できた気がする。


俺が今話すべき相手は
ユウじゃなくてユノヒョンだ。



にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村




コメント

管理人のみ閲覧できます

-
このコメントは管理人のみ閲覧できます

茶○○○○○○○○様

Miiiii
ユウのお味方…
チャンミンこれから頑張りますねっ!

管理人のみ閲覧できます

-
このコメントは管理人のみ閲覧できます
非公開コメント