PATRON 4


Y side




午後にもう一度来ます、すいません、
とシンが頭を下げている。

Tシャツにハーフパンツ姿の
シム・チャンミンは挨拶してくれたときは
表情があったのに、今は無表情。

すっげぇ美形だから無表情だと
冷たい印象を受けた。





その後、シンの手によってスーツケースと
同じ扱いで部屋から連れ出された俺は
オフィスへと連行された。


と言っても、ここから数分だけど。

そもそもあのホテルに部屋を借りているのは
オフィスから近いからだし。







「コーヒー飲まれますか?」


「キムさんのとこの会社の噂聞いて
次の店舗の候補地に近いところに
良さげな土地持ってたからさ。

それ引き受けるって連絡しただけなのに
一緒に買い取って欲しいものがあるって
言われたんだ。

もーしつこいのなんの。
面倒になって向こうの言い値で買い取ったんだ。

単身者用のマンション一室だけにしてはちょっと
高いなぁと思ったけど、
まさか、そこに住んでる人間と
そいつの借金まで込みの値段だとは
思わないだろ?」




オフィスに入ってすぐ、
説教されないように先手を打つ。



「だからっていきなり男の子迎えに行って
手厚く軟禁しといてって言われた
俺の身にもなってくださいよ…

そもそも手厚く軟禁ってなんですか…
諸々色々、いや全て!
私にも一応相談してからにしてください。」




「ははっ、ビックリしたよなぁ。」



笑いながらシンの頭をグリグリしてやる。



「…いえ…慣れてますけど。


それに、チャンミンさんが驚くほどすんなりと
こちらの言うことに従ってくださって
よかったです。」



すんなりと、ねぇ。





シンが言いにくそうに話し始めた。




「キム氏が経営するホストクラブに通い詰め、
ホストに紹介された金貸しで
当時ハタチの学生にしては多すぎる借金を
抱えてしまったようですね。

もちろん、そのホストクラブと繋がってる
金貸しです。

まぁ…毎月決まった金額を返済していることに
なっていますよ、オモテ向きは。

実際はお金で返済していたのでは
ないようですが。」






だろうなぁ。
キムさんのオトコ好きは有名だ。


借金を作った原因はあの子にもあるけど
あんな若い子が2年間も…と思うと
胸が痛む。



「大学はどこ?今は…休学中か。
在学時の成績は?」


シンが渡してくれた資料に目を通す。



「あ、すっげぇ優秀じゃん。
2年生の冬までは。」



「そうですね。」









「んーじゃあ、復学させてあげて。

よろしく。」




「えぇ。
すでに必要な書類は取り寄せ、
代理人に手続きに行ってもらっています。


週明けからでも復学可能ですよ。」




へぇ…
チラッとシンに目をやると、
お前の考えることなんかお見通しなんだよって
顔に書いてある。



「さすがー

じゃあ、ホテルから週末に引っ越しさせるか。」



「え、どちらに?」



「俺んち。」



「なっ?!?!」





ふふん、まだまた甘いな、シン。




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コメント

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キーママ
おーユノ社長いろんな事お見通しでチャンミンを面倒見ようと思ってた?一緒に住むようになるなんて、楽しみ過ぎますわ(*≧∀≦*)

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ス○○○さま

Miiiii
遅くなってすいません。
読んでいただいてありがとうございます。

そんなふうに言っていただけで嬉しいです!!
ありがとうございます!

キー○○さま

Miiiii
遅くなってすいません。
読んでいただいてありがとうございます!

何もかもお見通しの余裕のある年上のイケメン社長。
大好物です←私が。

茶○○○○○○○○さま

Miiiii
遅くなってすいません。
読んでいただいてありがとうございます!

奇遇ですね!私も大好きです!!笑
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