PATRON 7


どうやらリビングから廊下に出て
すぐのドアを開けたらバスルームらしい。


この位置だともしかしたらキッチンの奥と
バスルームの洗面所が繋がってるかも?
水回り繋がってる導線、便利だよな…
さすが超高級低層マンション。



…間取りなんか今どーでもいいんだけど。




俺を大学に通わせてくれるって言ったよな?
復学、の手続きまで…

で、どう考えても社長の自宅である
ここに住んで大学に通えってことは…

やっぱり返済方法は
今までと同じってこと、だよな。


今までと同じってことは、
チョン社長がシャワー浴びてるなら
俺も早く入らないと!

カラダ洗ったりするの、俺の仕事だよな?


チョン社長がこれから店?に出かけるって
話してくれたことはすっぽり抜けていた。



リビングで我に返るまで数分。
バスルームのドアの前で考え込むこと
また、数分。



俺は意を決してバスルームのドアを開けた。





「うわっ、びっっくりしたぁ。


なになに、早速家の中の探検でも始めた?
ごめんなーあんまり部屋数なくて。

あ、シャワー浴びるならバスタオルとか
そこの棚。
下着も同じとこに新品入ってるから適当に。

サイズ…多分同じくらいだろ?」






「す、すいませんっ!!!!」




バスルームの前にこれまた広い洗面所、
チョン社長は出た直後の下着姿だった。


「え、いいよ、パンツ履いてるじゃん。

いや、履いてなくても別に見られても
減るもんじゃないし?笑」



「あ、そうじゃなくてっ、俺、
お、お手伝いできなくっ

「チャンミン。」





俺の言葉を遮ったのは今までと違う、
少し硬い声だった。



「チャンミン、
そんなこと、しなくていいんだよ。

ごめん、ちょっと今日はほんと時間なくて。
またちゃんと話そうな。」



その場に立ち尽くす俺を
そっと抱きしめて、

チョン社長は廊下にあった
もう一つのドアを開け、中に入っていった。








すぐにスーツ姿で部屋から出てきた
チョン社長は、ちゃんと飯食えよ、
シンに言っとくから!
と言い残してバタバタと出かけて行った。









夕方、シンさんが訪ねてくるまで
俺はずっとリビングのソファに
座っていた。





よろしくお願いします。
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村




コメント

非公開コメント